「シェエラザード上・下」浅田次郎
-作品紹介より-
〈 昭和二十年、嵐の台湾沖で、二千三百人の命と膨大な量の金塊を
積んだまま沈んだ弥勒丸。
その引き揚げ話を持ち込まれた者たちが、次々と不審な死を遂げていく―。
いったいこの船の本当の正体は何なのか。
それを追求するために喪われた恋人たちの、過去を辿る冒険が始まった。
日本人の尊厳を問う感動巨編。 )
実際にあった「阿波丸撃沈事件」を題材にした作品。
浅田氏の作品は基本的に好きです。
しかも、こうゆう歴史を題材にしたものが好きなので、一気に読みすすめました。
主人公が弥勒丸引き上げを頼まれた現代と弥勒丸が沈むまでの過去が
交互に描かれているので、分かりにくいと思う方もいるかもしれませんが
アタシはこの方が飽きずに読めるのでいいかなと思いました。
ストーリーも壮大で感動的で、過去の描写や人間描写がよくかけているので
入り込んで読むことが出来ます。
戦争についても改めて考える事が出来る一冊です。
でも最後がちょっと物足りない終わり方&え?何で?と言うちょっと意外な
終わり方だったかな。
もうちょっと先まで書いてほしかった~と言うのが本音です。
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