日々読んでいる本の個人的な感想と 覚え書きを綴ります。
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コナ
性別:
女性
趣味:
読書・料理
自己紹介:
料理や食べる事、お酒が大好きです。
それに並んで読書も好きです。
こちらでは主に本、時々映画や漫画の
個人的な感想と
覚え書きを綴ります。
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「インストール」綿矢りさ

-作品紹介より-
〈 突然、学校生活から脱落することを決めた高校生・朝子。
  ゴミ捨て場で知り合ったクールな小学生かずよしに誘われて、
  チャット風俗で一儲けすることに。押入れのコンピューターから覗いた
  「オトナの世界」とは? 文芸賞受賞作。 〉

17歳で文芸賞を受賞したと凄く騒がれていた作品。
その当時は特に興味がわかなかったので読んでいませんでしたが
今更ながらに読んでみました。
ボリュームが無いのでさらっと一時間ぐらいで読めます。
話の内容は特別面白い訳でもなく、だからといって読めない程
つまらない訳ではなく。
淡々と話が進んでいく感じです。
作者がこれを書いた時に現役女子高生だったのもあり
読んでいて「今の女子高生や子供ってこんな感じなの?」
「何だか乾いてるなぁ。」という印象を受けました。
読み終わった後、何だか物足りない感が否めない作品でした。


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「タルト・タタンの夢」近藤史恵

-作品紹介より-

〈 カウンター七席、テーブル五つ。
  下町の片隅にある小さなフレンチ・レストラン、ビストロ・パ・マルの
  シェフは、十年以上もフランスの田舎のオーベルジュやレストランを
  転々として修行してきたという変わり者。
  無精髭をはやし、長い髪を後ろで束ねた無口なシェフの料理は
  気取らない、本当にフランス料理が好きな客の心と舌をつかむものばかり。
  そんなシェフが、客たちの巻き込まれた事件や不可解な出来事の謎を
  あざやかに解く。定連の西田さんはなぜ体調をくずしたのか?
  甲子園をめざしていた高校野球部の不祥事の真相は?
  フランス人の恋人はなぜ最低のカスレをつくったのか…。 〉


下町の小さなフレンチのシェフがお客さんの悩みや小さな謎を
料理やワインを通して解決していくお話。
一話ずつ解決するので、読みやすく飽きずに読むことが出来ます。
料理の描写も凄く良くて、食べるのが好きな方やお酒が好きな方は
読んでて凄く楽しい作品だと思います。
お酒と料理好きのアタシは勿論好きです。笑


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「マネーロンダリング」橘玲

-作品紹介より-
〈 香港在住の元・ウォール街のファンドマネジャー工藤秋生は
  香港の銀行口座開設の手助けなど、脱税を目的とした、
  もぐりのコンサルタント業をしていた。
  ある日、日本の知人からの紹介で工藤を美しい一人の女・若林麗子が訪ねる。
  「じつは五億円を日本から海外に送金し、それを損金として処理したいのです」
  工藤に求められたスキーム、それは完全に脱税の指南だった…。
  そして四ヶ月後、麗子は消えた。五億ではなく五〇億の金とともに。
  麗子はどこへ消えたのか?金融のことを何も知らないはずの麗子が
  五〇億もの金をどうやってあとかたもなく消し去ることができたのか?
  そして、そもそも麗子が話を持ち込んだ「五億の金」とは
  どんな“ファンド”だったのか? 〉


金融をテーマに書かれている小説です。
ビジネス小説のようなものは初めて読みましたがストーリーもスリリングで
テンポよく進み一気に読み進める事が出来ました。
合法、非合法すれすれの脱税方法や資産運用方法が小説に織り交ぜながら
出てくるので、金融に疎い方でも読みやすいと思います。
言葉は難しいものもありますが、小説自体の内容は凄く面白いですし
金融の事に関しての情報も興味深い事が多く書かれていて
初めて知る事も沢山あり、凄く良かったです。


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「シェエラザード上・下」浅田次郎

-作品紹介より-
〈 昭和二十年、嵐の台湾沖で、二千三百人の命と膨大な量の金塊を
  積んだまま沈んだ弥勒丸。
  その引き揚げ話を持ち込まれた者たちが、次々と不審な死を遂げていく―。
  いったいこの船の本当の正体は何なのか。
  それを追求するために喪われた恋人たちの、過去を辿る冒険が始まった。
  日本人の尊厳を問う感動巨編。 )

実際にあった「阿波丸撃沈事件」を題材にした作品。
浅田氏の作品は基本的に好きです。
しかも、こうゆう歴史を題材にしたものが好きなので、一気に読みすすめました。
主人公が弥勒丸引き上げを頼まれた現代と弥勒丸が沈むまでの過去が
交互に描かれているので、分かりにくいと思う方もいるかもしれませんが
アタシはこの方が飽きずに読めるのでいいかなと思いました。
ストーリーも壮大で感動的で、過去の描写や人間描写がよくかけているので
入り込んで読むことが出来ます。
戦争についても改めて考える事が出来る一冊です。
でも最後がちょっと物足りない終わり方&え?何で?と言うちょっと意外な
終わり方だったかな。
もうちょっと先まで書いてほしかった~と言うのが本音です。



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「薔薇の木 枇杷の木 檸檬の木」江国香織

-作品紹介より-

〈 この物語の主人公は9人の女性たち。花屋のオーナー、雑誌編集者
  モデル、主婦、アルバイト、会社員。
  その9人がそれぞれに恋したりされたり、結婚したり離婚したり
  浮気したりされたり、妊娠したりしなかったり。
  それはもう、誰にも止められない物語。頬をなでる春の風のように
  そっと始まる新しい何か。
  日常というフィールドに優しく拡がる研ぎ澄まされた恋愛エネルギー小説。 )


タイトルとジャケットが凄く好きな作品です。
主人公が沢山出て来て初めはちょっと混乱しましたが、主人公それぞれの
キャラクターがしっかりしているので登場人物が多くても割とすんなり読めました。
ハッキリ言ってストーリーは特別感動するものではなく、淡々と日常の生活や
出来事、主人公それぞれが考える事などが綴られているといった感じですが
心理描写や生活の様子が凄く上手く表現されていて
こうゆう人いるなぁとか、自分もこうゆう風に考えるなとか思いながら読み
すすめる事が出来て面白かったです。
主人公それぞれの幸せの中の孤独感がリアルでちょっと切ないのですが
小奇麗な恋愛小説があまり好きじゃないアタシには逆に良かったかも。
最後はこれで終わりなの?って感じでハッキリした結末ではなく
不倫や離婚、浮気など暗い話題が多く出てくるのに読み終わった後
暗い気分にならない所が江国香織さんの作品の好きな所だな。


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