日々読んでいる本の個人的な感想と 覚え書きを綴ります。
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プロフィール
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コナ
性別:
女性
趣味:
読書・料理
自己紹介:
料理や食べる事、お酒が大好きです。
それに並んで読書も好きです。
こちらでは主に本、時々映画や漫画の
個人的な感想と
覚え書きを綴ります。
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「ハゴロモ」よしもとばなな

-作品紹介より-

〈 失恋の痛みと都会の疲れを癒すべく、故郷に舞い戻ったほたる。
  雪に包まれ、川の流れるその町で、これまでに失ったもの
  忘れていた大切なものを彼女はとりもどせるのだろうか―。
  言葉が伝えるさりげない優しさに救われるときはきっとある。
  人と人との不思議な縁にみちびかれ、自分の青春をあらたにみつける
  静かな回復の物語。〉

 8年間も続いた愛人生活が終わってしまい、故郷にもどって
 心の傷を少しづつ癒していく主人公。
 序盤の方に失恋した時の回想やつらい気持ちが描かれていて
 それが切実に伝わってきて胸がきゅーっとなります。
 そして中盤になるにつれて出てくる主人公を取り巻く不思議な人達。
 相変わらずばななワールド炸裂なキャラが盛りだくさんです。
 でも、やっぱりよしもとばななさんの作品は暗いテーマでも
 全く重くならず最後にさわやかな気分で終わらせてくれるのでいいです。
 凄く暖かい気持ちになる作品でした。


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「強運の持ち主」瀬尾まいこ


-作品紹介より-

〈 元OLのルイーズ吉田は売れっ子占い師。ショッピングセンターの
  片隅で占う彼女の元へは、大きな悩みから小さな悩み
  大人から子どもまで、いろんな悩みを抱えた人々が相談に来る。
  さらには、「物事のおしまいが見える」という学生まで現れて……。〉
 
 主人公のルイーズ吉田の所にたずねてくるお客さんや彼女の周りの人の
 四つのエピソードで描かれています。
 占い師と言うよりは人生相談を受けているような感じですが
 その占い兼人生相談のようなものがお客さんの心をつかんでるのでしょう。
 結構自分勝手な主人公ですが、読んで居ていやみが感じず
 共感できる部分もあり!
 読み終わったあと味の良さがいいです。
 やっぱり瀬尾まいこさんって好きだわ~と実感しました。

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「第三の時効」横山秀夫

 -作品紹介より-

〈 犯人か。刑事か。追われているのはどっちだ。
  男たちの矜りがぶつかりあう。これぞ警察小説の白眉。 〉
 
 震度0と同様警察小説。
 精鋭部隊を率いる三人の班長のせめぎ合いが描かれています。
 各編ごとに各班クローズアップされているので話の展開が速く
 スピーディーで緊迫感がたまりません!
 出てくるキャラクターも個性が強く、震度0同様腹黒い部分も
 描かれているのですが、人情味あふれるシーンなども織り込まれており
 すごく引き込まれる作品でした。
 アタシは震度0よりは断然こっちの方が好きです。

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「卵の緒」瀬尾まいこ


-作品紹介より-

〈 捨て子だと思っている小学校4年生の育生、妙ちきりんな母親
  そのとぼけたボーイフレンド、不登校の同級生、
  血の繋がらない親子を軸に、「家族」を軽やかなタッチで描く。〉

 短編が2つ入っているのですが、両方とも家族がテーマです。
 一つ目のタイトルにもなってる「卵の緒」自分が捨て子だと
 思っている主人公の男の子、育生とちょっと変わった母親の暖かい交流や
 その周りを取り巻く人達のお話。
 すっごく暖かくて心地いいお話です。
 お母さんの育生への愛情がとても深くて素敵です。
 これぐらいの愛情を持って子供に接してあげたいと思いました。
 所々出てくる母親の作る美味しいお料理もとても魅力的。
 子供が出来たらまた読み返したいと思う凄く素敵な作品です。
 
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「流星ワゴン」重松清

-作品紹介より-

〈 死んじゃってもいいかなあ、もう…。38歳・秋。
  その夜、僕は、5年前に交通事故死した父子の乗る不思議なワゴンに拾われた。
  そして―自分と同い歳の父親に出逢った。
  時空を超えてワゴンがめぐる、人生の岐路になった場所への旅。
  やり直しは、叶えられるのか―? 〉

 重松さんの作品にしては珍しいファンタジーが織り込まれた作品。
 死んでもいいと思っているほど家族関係や生活に疲れきっていた主人公が
 交通事故で亡くなってしまった父子の乗るワゴンに乗って
 人生の岐路になる場所に戻るというお話し。
 リアリティがあまり無い設定なのですが、家族をテーマにしているからか
 それを感じさせません。
 人は生きてく上では絶対後悔する瞬間や思い返してみて「あの時ああしてれば
 良かった」と思う事が絶対あり、それでも過去は決して変えられない。
 その事を受け止めて、今何をすべきかというのが大事だというのを
 シミジミ感じました。
 
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