「震度0」横山秀夫
-作品紹介より-
〈 阪神大震災の朝、600km離れた地で警察の幹部が突然失踪した。
人望も厚く、事情通であった男の失踪は、果たして事件なのか蒸発なのか。
失踪の謎に交錯する多くの思惑と利害…。
激しい内部抗争、そして過去の事件を背景に、警察幹部6人の
模索と戦いが描かれている。〉
警察幹部6人の目線で交互に話が進んでいくのですが、お互いの本音が
凄く腹黒くて皆自分の事ばかり考えているところが生生しくかかれています。
それにプラス各幹部の奥さんの目線でかかれたものが所々はいっており
それがまた見栄やプライドが前面に出てる考えで人間の嫌なところが
満載に出てる話です。笑
読んでいて良い気分はしませんが、人間の心にある嫌な部分を
表現するのが上手くてリアリティを凄く感じる所は凄いなぁと思います。
この本を読んでいると警察の上の人は実際にこんな感じの人ばかり
なのかなぁと思ってしまいますね。
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