「こうふくみどりの」西加奈子
-作品紹介より-
〈 お前んち、いっつもええ匂いするのう。
おばあちゃん、夫(おじいちゃん)失踪中。お母さん、妻子ある男性を愛し
緑を出産。藍ちゃん、バツイチ(予定)、子持ち。好きになったら年齢問わず。
桃ちゃん、4歳なのに、まだおっぱい吸いに来る。
辰巳緑、14歳、女未満。初恋まであともう少し。〉
初めて読んだ西加奈子さんの作品です。
主人公のみどりの関西弁が慣れないうちは読みにくいですが
何だか可愛くて好きです。
文字も大きめなのですぐに読めてしまいました。
女だらけの家族の不思議な生活や中学生の切ない初恋の気持ちなどが
凄くよく描かれていて良かった。
女だらけの家族の不思議な暖かさが伝わる感じがしました。
誰なのかわからない独白が途中、途中出てくるのですが
最後にはこれが一つに繋がる所が凄い!
最後に繋がって分かった真相が切なく胸がきゅーっとなります。
不思議な世界観の本ですが、アタシは凄く好きです。
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