日々読んでいる本の個人的な感想と 覚え書きを綴ります。
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コナ
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趣味:
読書・料理
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料理や食べる事、お酒が大好きです。
それに並んで読書も好きです。
こちらでは主に本、時々映画や漫画の
個人的な感想と
覚え書きを綴ります。
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「こうふくあかの」西加奈子

-作品紹介より-

〈 結婚して十二年、三十九歳の調査会社中間管理職の「俺」の妻が、ある日
  他の男の子を宿す話。
  二〇三五年、小さなプロレス団体に所属する無敵の王者
  アムンゼン・スコットの闘いの物語。二つの話が響き合う。〉

 「こうふくみどりの」と同様何だか不思議で独特な世界観のある作品。
 2007年と2035年の話が交互に展開していき最終的にはその二つの話が
 繋がっていくのです。
 「こうふくみどりの」の時も思ったのですが
 凄く感動するとか衝撃っていうものは無いのですが
 西さんの独特な世界観みたいなものが文章に出ていて
 読んでいると惹きこまれます。
 個人的には「こうふくみどりの」の方が好きですが
 この作品はこの作品なりに良いなと思いました。
 
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「こうふくみどりの」西加奈子


-作品紹介より-

〈 お前んち、いっつもええ匂いするのう。
  おばあちゃん、夫(おじいちゃん)失踪中。お母さん、妻子ある男性を愛し
  緑を出産。藍ちゃん、バツイチ(予定)、子持ち。好きになったら年齢問わず。
  桃ちゃん、4歳なのに、まだおっぱい吸いに来る。
  辰巳緑、14歳、女未満。初恋まであともう少し。〉

 初めて読んだ西加奈子さんの作品です。
 主人公のみどりの関西弁が慣れないうちは読みにくいですが
 何だか可愛くて好きです。
 文字も大きめなのですぐに読めてしまいました。
 女だらけの家族の不思議な生活や中学生の切ない初恋の気持ちなどが
 凄くよく描かれていて良かった。
 女だらけの家族の不思議な暖かさが伝わる感じがしました。
 誰なのかわからない独白が途中、途中出てくるのですが
 最後にはこれが一つに繋がる所が凄い!
 最後に繋がって分かった真相が切なく胸がきゅーっとなります。
 不思議な世界観の本ですが、アタシは凄く好きです。

 
 
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「きみの友だち」重松清

-作品紹介より-

〈 頭がよくてちょっと意地悪な恵美ちゃんと、何をやっても
  ぐずな由香ちゃんは、ある事故が起きてから誰とも付き合わなくなった。
  勉強もスポーツも抜群でライバル同士だったブンちゃんとモトくんは
  あることがきっかけで全然チグハグになった。それでも……
  衝突や痛みや喪失を乗りこえて輝く「友だちという関係」を描く。〉

 恵美ちゃん自身とその周りを取り巻く人達のお話が短編で
 いくつか入っています。
 どの話も、凄く共感が持てて誰でもこうゆう思いをしたり考えた事が
 あるんじゃないかなと思いました。
 少し切なくでも、読んだ後に凄く暖かい気持ちになれる一冊です。

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「のぼうの城」和田竜


-作品紹介より-

〈 戦国期、天下統一を目前に控えた豊臣秀吉は関東の雄・北条家に大軍を投じた。
  そのなかで最後まで落ちなかった支城があった。
  武州・忍城。
  周囲を湖で取り囲まれた「浮き城」の異名を持つ難攻不落の城である。
  秀吉方約2万の大軍を指揮した石田三成の水攻めにも屈せず
  僅かの兵で抗戦した城代・成田長親は、領民たちに木偶の棒から取った
  「のぼう様」などと呼ばれても泰然としている御仁。
  城代として何ひとつふさわしい力を持たぬ、文字通りの木偶の棒であったが
  外見からはおおよそ窺い知れない坂東武者としての誇りを持ち
  方円の器に従う水のごとき底の知れないスケールの大きさで
  人心を掌握していた。〉

 とにかく面白い!!量はそんなに多く無いのですが
 内容がぎゅっと詰まった感じ。
 初めは似たような名前が多くて混乱することもあるのですが
 段々と引き込まれ一気に読んでしまいました。
 出てくる人物一人一人のキャラクターが際立っていてどの人物も
 それぞれ魅力があります。
 この一冊のおかげで歴史小説にはまりそうです。笑

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「カシオペアの丘で 上・下」重松清


-作品紹介より-

〈 肺の腫瘍は、やはり悪性だった―。
  40歳を目前にして人生の「終わり」を突きつけられたその日
  俊介はテレビ画面に、いまは遊園地になったふるさとの丘を見つける。
  封印していた記憶が突然甦る。僕は何かに導かれているのだろうか…。
  限られた生の時間のなかで、家族へのこす言葉を探すために、
  俊介はふるさとへ帰ってきた。幼なじみとの再会を果たし
  過去の痛みを受けとめた俊介は、「王」と呼ばれた祖父とともに
  最後の旅に出る。未来を見つめ、過去と向き合う。
  人生の締めくくりに俊介が伝えたものは―。〉

凄く評判が良かったので期待して読んだのですが、予想以上に
面白く、凄く感動しました。
幼馴染四人が主に話の軸になっており、赦す、赦されるがテーマになってます。
少し重く暗めの話ですが、それでも読み始めると止まらない!
幼少時代の話も織り交ぜながら四人それぞれの視点でかかれており
それぞれの感情が凄くリアルに伝わります。
違う形の傷を持った人達が赦す、赦される事で傷を癒していく。
完全に赦すことって出来るのかな?と思ったりもしたのですが
読んでいくうちに赦すことが出来るかどうかとかじゃなく
赦そうという気持ちや、赦されるって事を受け入れる事が
大事なのかもと思いました。
相変わらず重松さんの文章力の凄さには圧巻。
もともと重松さんの作品が大好きでしたが、今まで以上に
重松さんの作品が読みたくなりました。


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