日々読んでいる本の個人的な感想と 覚え書きを綴ります。
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コナ
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女性
趣味:
読書・料理
自己紹介:
料理や食べる事、お酒が大好きです。
それに並んで読書も好きです。
こちらでは主に本、時々映画や漫画の
個人的な感想と
覚え書きを綴ります。
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「第三の時効」横山秀夫

 -作品紹介より-

〈 犯人か。刑事か。追われているのはどっちだ。
  男たちの矜りがぶつかりあう。これぞ警察小説の白眉。 〉
 
 震度0と同様警察小説。
 精鋭部隊を率いる三人の班長のせめぎ合いが描かれています。
 各編ごとに各班クローズアップされているので話の展開が速く
 スピーディーで緊迫感がたまりません!
 出てくるキャラクターも個性が強く、震度0同様腹黒い部分も
 描かれているのですが、人情味あふれるシーンなども織り込まれており
 すごく引き込まれる作品でした。
 アタシは震度0よりは断然こっちの方が好きです。

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「卵の緒」瀬尾まいこ


-作品紹介より-

〈 捨て子だと思っている小学校4年生の育生、妙ちきりんな母親
  そのとぼけたボーイフレンド、不登校の同級生、
  血の繋がらない親子を軸に、「家族」を軽やかなタッチで描く。〉

 短編が2つ入っているのですが、両方とも家族がテーマです。
 一つ目のタイトルにもなってる「卵の緒」自分が捨て子だと
 思っている主人公の男の子、育生とちょっと変わった母親の暖かい交流や
 その周りを取り巻く人達のお話。
 すっごく暖かくて心地いいお話です。
 お母さんの育生への愛情がとても深くて素敵です。
 これぐらいの愛情を持って子供に接してあげたいと思いました。
 所々出てくる母親の作る美味しいお料理もとても魅力的。
 子供が出来たらまた読み返したいと思う凄く素敵な作品です。
 
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「流星ワゴン」重松清

-作品紹介より-

〈 死んじゃってもいいかなあ、もう…。38歳・秋。
  その夜、僕は、5年前に交通事故死した父子の乗る不思議なワゴンに拾われた。
  そして―自分と同い歳の父親に出逢った。
  時空を超えてワゴンがめぐる、人生の岐路になった場所への旅。
  やり直しは、叶えられるのか―? 〉

 重松さんの作品にしては珍しいファンタジーが織り込まれた作品。
 死んでもいいと思っているほど家族関係や生活に疲れきっていた主人公が
 交通事故で亡くなってしまった父子の乗るワゴンに乗って
 人生の岐路になる場所に戻るというお話し。
 リアリティがあまり無い設定なのですが、家族をテーマにしているからか
 それを感じさせません。
 人は生きてく上では絶対後悔する瞬間や思い返してみて「あの時ああしてれば
 良かった」と思う事が絶対あり、それでも過去は決して変えられない。
 その事を受け止めて、今何をすべきかというのが大事だというのを
 シミジミ感じました。
 
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「震度0」横山秀夫

 -作品紹介より-
 
 〈 阪神大震災の朝、600km離れた地で警察の幹部が突然失踪した。
   人望も厚く、事情通であった男の失踪は、果たして事件なのか蒸発なのか。
   失踪の謎に交錯する多くの思惑と利害…。
   激しい内部抗争、そして過去の事件を背景に、警察幹部6人の
   模索と戦いが描かれている。〉

 警察幹部6人の目線で交互に話が進んでいくのですが、お互いの本音が
 凄く腹黒くて皆自分の事ばかり考えているところが生生しくかかれています。
 それにプラス各幹部の奥さんの目線でかかれたものが所々はいっており
 それがまた見栄やプライドが前面に出てる考えで人間の嫌なところが
 満載に出てる話です。笑
 読んでいて良い気分はしませんが、人間の心にある嫌な部分を
 表現するのが上手くてリアリティを凄く感じる所は凄いなぁと思います。
 この本を読んでいると警察の上の人は実際にこんな感じの人ばかり
 なのかなぁと思ってしまいますね。
 
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「ナラタージュ」島本理生

-作品紹介より-

〈 壊れるまでに張りつめた気持ち。
  ごまかすことも、そらすこともできない ―二十歳の恋。
  これからもずっと同じ痛みを繰り返し、その苦しさと引き換えに
  帰ることができるのだろう。あの薄暗かった雨の廊下に。〉

 恋愛小説はあまり読まない方で特別好きなジャンルじゃないのですが
 この作品は良かったです。
 凄く難しい気持ちの表現を上手く伝えられてる所が本当に凄いと思います。
 そのお陰で主人公の切ない苦しい気持ちが伝わってきます。
 著者の年齢が凄く若いのにもビックリしました。
 でもそのお陰で主人公の等身大の気持ちが表現できるのかもしれません。
 久しぶりに恋愛小説でよい作品に出会えたなと思いました。

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