日々読んでいる本の個人的な感想と 覚え書きを綴ります。
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コナ
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女性
趣味:
読書・料理
自己紹介:
料理や食べる事、お酒が大好きです。
それに並んで読書も好きです。
こちらでは主に本、時々映画や漫画の
個人的な感想と
覚え書きを綴ります。
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「震度0」横山秀夫

 -作品紹介より-
 
 〈 阪神大震災の朝、600km離れた地で警察の幹部が突然失踪した。
   人望も厚く、事情通であった男の失踪は、果たして事件なのか蒸発なのか。
   失踪の謎に交錯する多くの思惑と利害…。
   激しい内部抗争、そして過去の事件を背景に、警察幹部6人の
   模索と戦いが描かれている。〉

 警察幹部6人の目線で交互に話が進んでいくのですが、お互いの本音が
 凄く腹黒くて皆自分の事ばかり考えているところが生生しくかかれています。
 それにプラス各幹部の奥さんの目線でかかれたものが所々はいっており
 それがまた見栄やプライドが前面に出てる考えで人間の嫌なところが
 満載に出てる話です。笑
 読んでいて良い気分はしませんが、人間の心にある嫌な部分を
 表現するのが上手くてリアリティを凄く感じる所は凄いなぁと思います。
 この本を読んでいると警察の上の人は実際にこんな感じの人ばかり
 なのかなぁと思ってしまいますね。
 
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「ナラタージュ」島本理生

-作品紹介より-

〈 壊れるまでに張りつめた気持ち。
  ごまかすことも、そらすこともできない ―二十歳の恋。
  これからもずっと同じ痛みを繰り返し、その苦しさと引き換えに
  帰ることができるのだろう。あの薄暗かった雨の廊下に。〉

 恋愛小説はあまり読まない方で特別好きなジャンルじゃないのですが
 この作品は良かったです。
 凄く難しい気持ちの表現を上手く伝えられてる所が本当に凄いと思います。
 そのお陰で主人公の切ない苦しい気持ちが伝わってきます。
 著者の年齢が凄く若いのにもビックリしました。
 でもそのお陰で主人公の等身大の気持ちが表現できるのかもしれません。
 久しぶりに恋愛小説でよい作品に出会えたなと思いました。

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「こうふくあかの」西加奈子

-作品紹介より-

〈 結婚して十二年、三十九歳の調査会社中間管理職の「俺」の妻が、ある日
  他の男の子を宿す話。
  二〇三五年、小さなプロレス団体に所属する無敵の王者
  アムンゼン・スコットの闘いの物語。二つの話が響き合う。〉

 「こうふくみどりの」と同様何だか不思議で独特な世界観のある作品。
 2007年と2035年の話が交互に展開していき最終的にはその二つの話が
 繋がっていくのです。
 「こうふくみどりの」の時も思ったのですが
 凄く感動するとか衝撃っていうものは無いのですが
 西さんの独特な世界観みたいなものが文章に出ていて
 読んでいると惹きこまれます。
 個人的には「こうふくみどりの」の方が好きですが
 この作品はこの作品なりに良いなと思いました。
 
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「こうふくみどりの」西加奈子


-作品紹介より-

〈 お前んち、いっつもええ匂いするのう。
  おばあちゃん、夫(おじいちゃん)失踪中。お母さん、妻子ある男性を愛し
  緑を出産。藍ちゃん、バツイチ(予定)、子持ち。好きになったら年齢問わず。
  桃ちゃん、4歳なのに、まだおっぱい吸いに来る。
  辰巳緑、14歳、女未満。初恋まであともう少し。〉

 初めて読んだ西加奈子さんの作品です。
 主人公のみどりの関西弁が慣れないうちは読みにくいですが
 何だか可愛くて好きです。
 文字も大きめなのですぐに読めてしまいました。
 女だらけの家族の不思議な生活や中学生の切ない初恋の気持ちなどが
 凄くよく描かれていて良かった。
 女だらけの家族の不思議な暖かさが伝わる感じがしました。
 誰なのかわからない独白が途中、途中出てくるのですが
 最後にはこれが一つに繋がる所が凄い!
 最後に繋がって分かった真相が切なく胸がきゅーっとなります。
 不思議な世界観の本ですが、アタシは凄く好きです。

 
 
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「きみの友だち」重松清

-作品紹介より-

〈 頭がよくてちょっと意地悪な恵美ちゃんと、何をやっても
  ぐずな由香ちゃんは、ある事故が起きてから誰とも付き合わなくなった。
  勉強もスポーツも抜群でライバル同士だったブンちゃんとモトくんは
  あることがきっかけで全然チグハグになった。それでも……
  衝突や痛みや喪失を乗りこえて輝く「友だちという関係」を描く。〉

 恵美ちゃん自身とその周りを取り巻く人達のお話が短編で
 いくつか入っています。
 どの話も、凄く共感が持てて誰でもこうゆう思いをしたり考えた事が
 あるんじゃないかなと思いました。
 少し切なくでも、読んだ後に凄く暖かい気持ちになれる一冊です。

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